スタジオでのレッスンクラスやプライベートレッスン、そしてDVDを通じたグラハムテクニックの体験についてのコメントを沢山頂きましたので、ご紹介したいと思います。
井上さん
ダンスのどのジャンルにも共通することだと思いますが、グラハムテクニックはとりわけ自分の身体の細部と真摯に向き合うことを要するテクニックだと思います。
レッスンでコンビネーションよりも基礎練習に割く時間が多いのも、その理由のひとつだと思われます。
振付を踊るにあたっては、どうしても形を作ることに意識が集中しがちです。しかしグラハムテクニックで体の伸縮、呼吸や腹筋、肩甲骨の使い方まで細分化して学ぶことによって、ダイナミックかつしなやかで、繊細な動きを自らでコントロールできるようになるとレッスンを受けていて感じます。
このテクニックはどのジャンルにも通用し、活用できるものだと思いますので、老若男女、経験者・未経験者問わず、ぜひ1度受講していただきたいです。
中村あさき さん
俳優/モデル
グラハムテクニックに出会ったのはちょうど、舞台俳優として「もっと身体のことを知り、より自分自身の身体に対して自由になりたいな」と考えていたときでした。
何人かの友人から”グラハム”の名前を聞いていたので、試しに体験レッスンに参加したところ、わからないことも多かった一方、直感的に「これは身体の潜在能力を引き出す素晴らしいテクニックだ!」と感じました。
そこでプライベートレッスンを受けることにし、一番基本となる、身体の深い中心の腹筋へのアクセスの仕方、足裏で地をつかみ大地に根を作るような立ち方、背骨ひとつひとつの間に隙間を作るように伸びあがる身体、腿の付け根から天に向かうスパイラルのイメージについて教わり始めました。
今まで使ったことのない身体の深い部分を開拓していくようなことですから、すぐにできないことも多々あります。
しかし、毎日トレーニングを続けていると、本当に驚くほどの変化が起きました。日常生活での立ち方がより安定したものになり、歩き方も前にどんどん進んでいくような力強いものになりました。モデルの仕事では、スパイラルを意識することで足の付け根や首周りに無理をかけることなくポージングができるようになりました。舞台に立つ時には、身体の深い中心で声(発声)や動きを支え、深く軸を持って存在することを意識しています。
こうした身体の変化は、同時に精神の変化にもつながります。
「自分自身の身体で、自分自身の人生を生きたい」と願う私にとって、グラハムはいつもしっかりとした支えになっています。
高橋さん
独特な世界をかもし出すグラハムのダンスは、強くしなやかに鍛えられた身体と、深く物事をとらえる心とで出来ていると思います。
このDVDでは分かりやすく、科学的に身体の鍛え方を教えてくれるだけではなく、イメージを持って感じながら学ぶ訓練が出来ます。
例えば、平行や垂直、足さばきで描く円など図形を描くように身体を使う時、その線が地球の彼方に、天から地の底まで伸びていくのを感じることが出来るのです。
私はもう身体が思うように動きません。もっと早くこのDVDに出会いたかったと、残念に思っております。
高橋さん
身体が思うように動ける時に、内藤先生にお会いできていたら、と心底思っております。先生は、小さいなら、小さいなりに成長に合わせてグラハムをご指導されておられて、大人になった時に,創作や振り付けを出来るダンサーに成長させています。イメージを持って踊る習慣が出来ていないと、創作したり、グラハムの作品を踊ることは出来ないと思います。
たった一度だけ、晩年のマーサ・グラハムがレッスンに立ち会った日にクラスに参加したことがありました。静かに、ほとんど口を挟まずに座っておられましたが、最後に手を交互に差し伸べながらただ歩く斜めラインのステップの時、口を開かれました。
「心の中に愛しい人を思い浮かべて。その方に語り掛けながら歩いてごらんなさい。」
優しい声でおっしゃいました。あれから40年近く経ちました。
もっと年老いたらシンプルなウォークだけでも、そんな風に歩きたいなあと思っています。
清水さん
以前からダンスをやりたいと思っていたのですが、なかなか勇気が出ず、60代後半になって思い切って始めたのが、グラハムメソッドでした。
他の教室で基礎を2年ほどやったところで、先生がお教室を閉じて故郷に帰られてしまいました。
上級生との最後の合同練習で見た上級生のダンスに感動し、やはりグラハムメソッドを続けたいという思いが強くなりました。どこかグラハムメソッドを教えてくれるお教室がないかネットで探していましたら、内藤和江先生のホームページに行き当たりました。早速連絡を取って見学させていただきました。
その若くて美しい生徒さんのレッスンを見て、いたく感動しました。
クラスは、小学生も上級生も、私のようなシニアも一緒なので、ついていけるかとても心配でしたが、内藤先生がとにかくやってみましょうと仰ってくださいましたので、入会させていただくことにしました。
まずグラハムメソッドと言っても先生によってこんなに違うものなのかと驚きをました。
大きな違いは空間の捉え方、大地の根っこ、つまり脚下30cmを意識したり、頭上も30cm以上意識したり、背骨を一本一本伸ばしてスパイラル(螺旋)をしたり、腕は背骨や肩甲骨から意識して動かしたり・・・
まだ始めて一年程で、振りを覚えるのが精一杯ですし、若い人たちのようには身体がついていかないので大変ですが、レッスン後は爽快感があります。
先生も楽しんでくださいと仰ってくださっていますし、本当に今はそのように楽しんでやらせていただいています。
ゆづき さん
【10代】
私は3才からバレエを始めました。
最初はお姉さんたちの動きを見て、真似しているだけだったけど、先生からていねいに教えてもらって、身体の動かし方が分かるようなってからはレッスンがますます楽しくなりました。
これからもずっと続けていきたいです。
なお さん
【10代】
私は5歳の頃からバレエを始めました。
初めは何をしてるか分かってなくて、真似しているだけだったけれど、たくさんの先輩や先生からていねいに教えてもらって、ちゃんとした体の動かし方やそれをやる理由が分かるようなりました。
それから、バレエがすごく楽しくなりました。
私はバレエが大好きです。
高澤 さん
※こちら、レッスンの体験の感想ではございませんが、レッスンで強調されているポイントなどが判り易いまとめのコメントもお寄せ頂きましたので、この場でご紹介させて頂きます
📌本日のレッスンコメント
○踏み込み
限界までスパイラルした時でも足裏を踏み込むことでさらにスパイラルが可能になる。
○開脚して身体を横に倒す時、反対の体側をちぎれるぐらい引っ張る。
○イメージする事が身体の動きに助けになる。
内藤和江モダンダンス・バレエスタジオ
主宰 内藤和江
〒182-0026
東京都調布市小島町1-5-6 アールアンドエスビル B1
TEL : 090-4052-9683
E-mail: kazuedance@gmail.com
※K's DANCE ART STUDIO(レンタルスタジオ)も同所